今回は魔界塔士サガのヤバい点を探してみました。
魔界塔士サガはサガシリーズの元祖ということで、斬新なシステムやストーリーを採用しているのですが、それによって魔界塔士サガは変わった世界観をもつ異質なゲームとなっています。
そんな異様な雰囲気を醸し出すサガというゲームが持つ様々なヤバいを選んでみましたので、ぜひ最後までご覧ください。
エスパーの特殊能力
まずはエスパーの特殊能力です。
エスパーの特殊能力のヤバさはまず戦闘が終わると表示もなくひっそりと能力が変化していて、残しておきたい能力でも容赦なく忘れてしまうことです。
そのため頼りにしていた能力が突然なくなってしまって、戦いが一気に苦しくなることも起きてしまいます。
特殊能力の変化を防ぐ手段はゲーム中にはなく、強いて言うならセーブをこまめにして忘れたらリセットをするしかありません。
そして能力の効果がよくわからなかったり、いきなりステータスが99まで上昇するものなど強すぎる効果があるものもあり、バランスは崩壊していると言っていいでしょう。
また特殊能力だけではなくステータスもひっそりと上昇するので、いつの間にかめちゃくちゃ強くなってて びっくりしたなんて事がよくあります。
蘇生
次は蘇生です。
これのヤバさはキャラの持つハートの数しか復活の館で蘇生できないことで、ハートが無くなるとアイテムのハートで♥を追加するか、いきかえり というアイテムで復活の館を利用せず蘇生することになります。
しかし♥は10000ケロ いきかえりは15000ケロとゲーム序盤から中盤では超高額商品で簡単に買えるものではありません。
ゲーム序盤では実質キャラが死んでしまったら100ケロで蘇生してくれる復活の館を使うしか生き返らせる方法はなく、3個あるハートがなくなったらお金を貯めるか、アドベンチャーズギルドで別のキャラと交代するしかないでしょう。
しかもゲームを通じて敵は結構強く、ちょっと油断すると簡単に死亡するので慣れてないプレイヤーは復活できない自体に陥りやすいです。
台詞
次はセリフです。
魔界塔士サガの世界観は結構殺伐としたものとなり、そのせいなのかあまり一般的なRPGでは使われないような言い回しが多く、それがサガらしさを醸し出しています。
ここはひとはだぬぎやしょう。 かんしゃはともかくほうびのほうは
だれがはいっていいといった オレだ
さいしょからそういやいいんだよ
てめえのようなやつがいちばんむかつくんだよ
ガルガルやろうといいおんなどっちがすきだ きくまでもなかろうよ
はやくきえて これがおとこだぜ
妙な言い回しは魔界塔士サガの特徴でもあり、荒廃した世界観を演出するためのものであるのでしょう。
都市世界
次は都市世界です。
塔の16階にある4番目の世界である都市世界は、東京の実際にある地名を使っています。
がこの世界はなにが起こったか世界は廃墟と化していて
フィールドでは朱雀がかなりの頻度で襲ってきて
暴走族のたまり場があり
原子力発電所まで登場して中からプルトニウムを盗むという犯罪行為をして、
守ってるバリアを族長が気合でツッコんで自滅するというとんでもない世界観でヤバいです。
またその後族の町にいる住人がいきなり死んでいて妹のサヤカが朱雀に攫われる展開と、ストーリーが目まぐるしいです。
ゲーム全体が殺伐とした暗い雰囲気なのですが、この世界は一段と荒廃的でBGMも相まって恐怖すら感じてしまいます。
核シェルター
次は核シェルターです。
核シェルターは塔の19階にある扉の先にあり、シェルター内では父親と子供3人が倒れています。
入口付近では子どもたちが、更に下のフロアへ行くと父親が死んでいて、父親を調べると日記に悲惨な状況と、子どもたちへの思いが記されています。
どうにか子どもたちだけでも助かってほしいという願いは叶うこと無く、シェルター内では子どもたちの死体が横たわっており、願いや祈りではなにも救われない現実を見せつけられます。
この救いのない結末や、核のおそろしさをゲームを通じて表現し、当時の子供達にトラウマを植え付けたでしょう。
リアルな絶望を現したこのイベントはかなりやばいと言っていいでしょう。
伝説の武器
次は伝説の武器です。
魔界塔士の中では伝説の武器として神から授かったと言われる、エクスカリバーを手に入れることができます。
これは塔の20階からい行ける小世界にいる老人から貰うことができます。
このエクスカリバーのなにがヤバいかというと、そんなに大層な前置きがあるくせに攻撃力が240+0~180の乱数と微妙な威力で、そのくせ防御に影響されるので残念なダメージになることが多いです。
一応使用回数無限となり、また対象がグループとなるので多少威力が低くても運用する価値は十分ありますが、やはり思った通りのダメージは期待できないでしょう。
エクスカリバーのさらにヤバイ点として、老人が50年かけて守り抜いてきた伝説の武器を一ザコ敵であるムサシが使用してくることで、これでは老人は浮かばれず可哀想すぎます。
なぜあんな重いイベントで手に入る武器を敵が使えるようにしたのかは謎ですが、設定的にヤバいと言わざるをえません。
波動砲
次は波動砲です。
波動砲はGBのサガシリーズ皆勤賞の武器で、敵全体を一撃で消滅させる事ができます。(サガ3ではちょっと特殊)
これだけでもかなりヤバそうですが、魔界塔士サガの波動砲のヤバさはその価格にあり、そのお値段なんと3100000ケロとなっています。
というのは嘘で頭の3は使用回数の3で、その数値と値段がくっついて数多くのプレイヤーを勘違いさせてきました。
実際の値段は100000ケロです。
本当に310000ケロだと思って、本腰入れてケロを貯めようと思ってもお金が999999ケロまでしか貯まらず、これをこえると0に戻ってしまう仕様のせいでどうやって買うのか分からず困惑した人も居たのでは無いでしょうか?
そんな伝説の勘違いをさせる波動砲は魔界塔士サガの中でヤバい点となるでしょう。
なお新宿ビルの中で波動砲を拾うことができます。
神
最後は神についてです。
神のヤバさは退屈だという理由からアシュラを呼び出して世界を破壊させ、さらにそれにも飽きてきてアシュラを倒す英雄を誕生させるために人間をオモチャにしていたところです。
自分が作った存在という理由で人の命を弄び、塔に登る人間を見世物のように楽しんでいました。
塔の中にはいつ 誰が 塔の何階まで登れたかの記録が残されており、これも神の所業なのかもしれません。
人間では無く神だと言ってしまえばそれまでですが、全く倫理観のない非道な神の人間性はかなりヤバいと思われます。
また戦闘中でのヤバさは復活を使うことで、残りHPが500を切ると高確率で復活を使ってHPを全回復させるところです。
頑張ってダメージを与え後もう一息といったところで突如、HPが回復したというテキストと共に振り出しに戻されます。
もちろんこちらの攻撃使用回数は戻らないので、回数不足で十分なダメージを与えられない可能性がでてきます。
また通常復活の使用回数は3回となるのですが、神の使う復活は使用回数が無制限のようで使用条件さえ合えば何度も復活を使用します。
神についての詳しく知りたい人は→ こちらから
おしまい
ということで今回は魔界塔士サガのヤバいところを探してみました。
魔界塔士サガ特有の殺伐とした空気感や、悲しい展開など今の時代では表現できないヤバい部分がこのゲームの魅力だと思います。
ではありがとうございました。
コメント