今回はFFタクティクスの成長率についてみていきます。
これはレベルが上がった時に就いているジョブに応じてそれぞれの元の数値がどれだけ上がりやすいか となり 成長率が高いジョブでレベルを上げることで元々の数値も高くなっていき最終的に結構な差が突きます。
という訳で今回はそんな成長率を見ていきますのでぜひ最後までご覧ください。
内部数値

FFTでは実際に見えている数値の裏にも内部数値がありそれが50 獅子戦争では64ごとに表面上1として表されます。
つまりキャラの元々のHPが50だとしたらHPの内部数値は2500~2549の間 物理攻撃力が8だとすると400~449の間となり それに各ジョブの補正値を通して最終的な数値が決まるため見た目上は端数切り捨てのように見えます。
そして 成長率のことを調べると必ず 各ジョブの成長率を見せられて低いほうが成長率が高いと理由のわからないことを言われるのでそれらについてもを見ていこうと思います。
なおイヴァリースクロニクルはどっちかわからないですが基本原作基準の作品なので 内部数値は50として話を進めていきます。
成長

成長に関係するのは 現在の各内部数値 成長率 レベルの3つあり またHPとMPはリアルタイムで変動しますがそれ以外は戦闘終了後に反映されます。
そんなわけでまずHP MPについてです。
レベルアップ後のHP MPの内部数値 は
現在の内部数値 ✕ (Lv+成長率+1) / (Lv+成長率)
となっていて各条件を変えて例としてHPを計算すると
レベルが1 50 99の時は
レベル1 成長10 HP50 2727.27 54.54
レベル50 成長10 HP50 2541.66 50.83
レベル99 成長10 HP50 2522.93 50.45
となりレベルが上がる事に上昇率は下がっています。
次にHPが50 100 500の時は
レベル1 成長10 HP50 2727.27 54.54
レベル1 成長10 HP100 5454.54 109.09
レベル1 成長10 HP500 27272.72 545.45
となり上昇率は同じですが実際の数字は当然HPが多いほうが上がっています。
次は成長率を5 10 20の時は
レベル1 成長5 HP50 2916.66 58.33
レベル1 成長10 HP50 2727.27 54.54
レベル1 成長20 HP50 2619.04 52.38
となり同じレベル HPでも成長率が低い数字のジョブのほうがHPが上がりやすいというのはこれが理由となりました。

例えば適当に雇ったこのパドのHP内部数値は1520なのですが 見えてるHPは30です。
これをずっと見習い戦士でレベル99まで上げた場合278まで上がり 計算通りの結果です。



この成長率はレベルを下げるときにも使われるため成長率が高いジョブでレベルを下げると大きく内部数値が下がり
成長率が低いジョブでレベルを下げると内部数値が下がりにくい という寸法でこの差額を利用して最強キャラを作っています。

ちなみにレベルが下がった場合はどうなるかと言うと
現在の内部数値 ✕ (Lv+成長率-2) / (Lv+成長率-1)となっています。
そして 物理攻撃力 魔法攻撃力 スピード関連は基本的なルールは同じですが内部数値の反映は戦闘後に一気にされ
その計算は
現在の内部数値×(戦闘後レベル+成長率)/(戦闘前レベル+成長率)
となります。
例として スピードの内部数値が300 つまり6ぴったりのレベル1のキャラを99まで上げた場合の計算では
成長率100の見習い戦士だと591 つまり11まで 成長率80の忍者などでは662 つまり13まで上がります。
もしレベル1から99まで忍者で上げる 99から成長率が100のジョブで下げるを繰り返すとおそらくこのような図の形で素早さが上がっていくでしょう。

HP
ではここでHP成長率ランキングベスト3です。

第3位は モンクの成長率9となっていて 仮にモンクでレベル99にすると計算上HPは328となります。
第2位は ものまねしの成長率6となっていて 仮にものまねしでレベルを99まで上げると計算上456になります。

第1位は ドラグナーの成長率5となっていて 仮にレベル1の時点で内部数値が1520のドラグナーでレベル99まで上げた場合HP526になります。

逆に成長率が低くレベルを下げる時にHPが下がりにくくなるワースト3
第3位は 召喚士の成長率13となっていて 仮に召喚士でレベル99にするとHPは243となります。
第2位は 算術士の成長率14となっていて 仮に算術士でレベル99まで上げるとHPは229となります。

第1位は 吟遊詩人 踊り子の20で仮にレベル99まで上げるとHPは172となります。
なおこれはあくまでジョブチェンジできる事が前提なので種族が固定されているモンスターなどは除外しています。
またこの数値は補正率が100%のときに数値になるので 注意しましょう。
MP
次はMP成長率ランキングです。

まずベスト3
第3位は白 時魔導士 算術士 陰陽師 ソルジャー ドラグナー の成長率10 で仮に内部数値が750=MP実数が15ぴったりだった場合 レベル99まで上げるとMPは148になります。
第2位 は黒魔道士の成長率9で レベル99まで上げると162になります。

第1位 は召喚士の成長率8で レベル99まで上げるとMPは178になります。

続いてワースト3
第3位は 話術士の成長率18で レベル99まで上げるとMPは92になります。
第2位は 吟遊詩人 踊り子の成長率20で レベル99まで上げるとMPは85まで上がります。

第1位は ものまねしの成長率30で レベル99まで上げるとMPは62になります。
物理攻撃力
次は物理攻撃力ランキングです。

まずベスト3
第3位 はナイト 竜騎士の成長率40で 仮に内部数値250 実数5ぴったりだった場合レベル99まで上げると16.95になります。
第2位 はドラグナー ディバインナイトの成長率39 で 同条件でレベル99まで上げたとすると17.25になります。

第1位 はものまねしの成長率35でレベル99まで上げたとすると18.61まで上がります。

続いてワースト3
第3位は 召喚士 算術士の成長率70 で内部数値5 実数5ぴったりだった場合レベル99まで上げると11.90になります。
第2位は アイテム士の成長率75 で同条件でレベル99まで上げると11.45となります。

第1位は 吟遊詩人の成長率80で レベル99まで上げると物理攻撃力は11.05まで上がります。
魔法攻撃力
次は魔法攻撃力ランキングです。

まずベスト3 … と言いたいところですが上位数名以外はほとんど50で統一されているので50以上あるジョブだけ見ていきます。
という訳で第5位 はラムザ見習い戦士の成長率48となり 仮にレベル99 初期値(250)実数5だった場合 魔法攻撃力は15となります。
第4位 はテンプルナイトの成長率45で 同条件でレベル99まで上げると15.65 まで上がります。
第3位 は剣聖の成長率42で この条件でレベルを99まで上げると16.4となります。
第2位 はものまねしの成長率40で同条件でレベルを99まで上げると16.95まで上がります。

第1位 はドラグナーの成長率38で これでレベルを99まで上げることで17.56と明らかな違いが出てきます。
スピード
最後はスピードランキングですがこちらも成長率100が殆どのジョブを締めているのでそれ以上のジョブだけ見ていきます。

なお基本値300 実数6 成長率100でレベル1から99まで上げるとスピードは11.82 になります。
第4位 は剣聖の成長率98で微妙にその他多くのジョブの成長率よりマシ
この状態でレベル1から99まで上げると11.94になります。
第3位 はラムザ見習い戦士 レーぜの成長率95 で これでレベル99まで上げると12.13と見た目でも違いが出てきます。
第2位 はシーフの成長率90で 同条件でレベル99まで上げたとすると 12.46と微妙に変わってきます。

第1位 は忍者の成長率80で ずっとレベル1から忍者になってレベル99まで上げたと仮定すると13.26と目に見えての違いが現れます。
結局

では結局どうやったら最強のキャラができるのか?というとそれはレベルを上げる時に忍者で 下げる時は吟遊詩人でやれば魔法攻撃力以外は上がっていきます。
魔法攻撃力を上げたい場合は汎用ジョブだとものまねしでレベルを上げなければなりませんが ものまねしはMPの成長が非常に悪いのでどんどん低下していきます。
またオルランドゥの場合は剣聖で上げて吟遊詩人で下げる レーゼの場合ドラグナーで上げて踊り子で下げれば全てのステータスは上がっていく傾向にあります。
しかし素早さ はほんの少ししか上がっていかないので時折忍者でレベルを上げる事が合ってもいいかもしれません。
おしまい
という訳で今回はFFTの成長率についての計算でした。
レベル1では通常 成長率のいいジョブを選ぶ余裕はなく 普通にプレイしている時はこの内部数値をその時その時のジョブの成長率で再計算されたステータスが決まるような仕組みとなっています。
その一回一回は微差ですがそれが積み重なると最終的に大きな開きになるので鍛えたいステータスが上がりやすいジョブを気にしておくといいかもしれません。
ではありがとうございました。

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